まこら先生と下僕たち

仔うさぎまこら先生の日常

まこら先生の水事情 その2

うさぎの給水器(ドリンカー)についての第2回です。

わが家の給水器の歴史は第1回で回顧していますので、そちらをご覧ください。

 

下記のツイートも実は給水器がらみだったりなどしておりまして。

 *下僕1転載許諾済み

 

しかしいきなり解説を始めると話が飛んでしまうので、まずは前回のおさらいから。

 

これまで導入したのはこの3つでした。

 1. ケージ取り付けボトルタイプ

ノズル式(ベアリングタイプ)

SANKO アクアチャージャー500

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  • 出版社/メーカー: 三晃商会
  •  
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 ディッシュ式(サイフォン)

SANKO B06 ディッシュドリンカー 350

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  • 出版社/メーカー: 三晃商会
  •  

2. 置き型タイプ

サイフォン式

 

第1回をアップしてまもなく、ディッシュ式ってそいえば構造上はサイフォン式じゃないかと気づいてうすぼんやりとしていました。

当初、ノズル式(ベアリングタイプ)、ディッシュ式、サイフォン式の3つに分けていたところ、上記の通りに改訂をいたします。失礼しました。

置き型タイプのサイフォン式給水器については、以下陶製サイフォンと記載しますね。

 

さて。

 

第1回の最後に書いたとおり、去勢後は、その生活環境の変化に応じて、新たに陶製サイフォンを導入しました。

 

まこら先生もよく飲んでくれました。

 

水がうまいな
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うむ。うまい‥
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余韻を味わううさぎ

 

もっとも、時折思い出したようにノズル式からお水を飲んでいるので、陶製サイフォンとノズル式の両方を併用する形にしていました。だんだんノズル式の水が減ることが少なくなり、陶製サイフォンのことを気に入ってくれた模様。

 

我々もすっかり気に入って、給水器を常に清潔に保つべく、定期的に熱湯消毒・乾燥できるよう、さらに1つ購入。

 

万一の場合に備えて、ノズル式は併用を続けつつも、給水器は陶製サイフォンをメインで使用しようと思っていたのですが。が。が。

 

が!

 

事件発生

フィーダーがあさっての場所に移動しているのはさておいても。

 

これはなに……

*このころ、犯人はソファ下に立てこもり(爆睡)中。

 

参考:通常の様子

牧草は食い散らかしますが、フィーダーが動かされることも、給水器がぶんなげられることもありませんでした。

 

もう少し回顧しておきましょう。

まだ陶製グッズを移動させる喜びを知らなかった頃の先生。

散らかし前はこんな感じ。

散らかしてもこの程度。

 

 長らくこの状況が続いていたため、陶製のフィーダーや給水器は重いから動かさないのだとすっかり油断してました。

 

いやでもしかし。何か不慮の事故だったかもしれないし、一回やったら飽きるかも。そんな淡い期待を持って置きなおしてみたものの、あっさりと事件は再発。さらに未練がましく、試しに空のタンクを載せてみたところ、即座にやってきてえいやっとひっくり返してくれました。目の前で実演までされてはもはや万事休す。

 

水の補給はできなくなるものの、タンク部分を外して、受け皿だけおいてみました。苦肉の策です。

 

当時の写真から。こんな感じでした。

 

先生:(つまらん…)

 

まあ、水はうまいな…

 

この状態でも飲んでくれるしこれでしばらく持たせようと考えたのですが、下僕どもの願いむなしく、半日と持たずひっくり返されました(動揺しすぎて写真なし)。

こんな平らなものまでひっくり返すとは。 

陶製サイフォンからあんなにたくさんお水飲んでたのに急になんで?

先生気に入ってくれてたんじゃないの?嫌いなの??なんなの???

 

うさぎですが?

 

そうでした。

先生退屈だったんだよね、仕方ないよね。

 

正直なところ、製品の構造上の問題もあるように感じています。タンクが受け皿の軽い溝で支えられているだけなので、下から軽く力を加えるだけで、タンクがあっさり外れてしまう。これ、ひっくり返そうとするうさぎさん他にもいるのではないかなあ。

デザインもコンセプトもとても素敵な製品なのに、なんとも惜しいこと。簡単にタンクが外れないように、ほんの少し引っ掛かりを作るなどすればよさそうに思うのですが、メーカー様、改良してくださらないかしら。

 

タンクが外れない構造となれば、通常のうさぎさんなら水の入った状態で陶製サイフォン全体をひっくり返すことはできないんじゃないかと(大型種なら可能と思いますが、その場合、そもそもこのサイフォンは小さすぎて使わないでしょうし)。

もっとも、そんな問題提起をしたところで、今現在の問題が解消するわけでもなく。

  

致し方なし、と、新たな給水器を探しかけたのですが、うさぎ用の置き型タイプの給水器は、プラスチック製で更に軽いものしか見つけられず、他はケージに取り付けるタイプものばかり。犬猫用を流用することも考えたものの、高さがあってうさぎ向きではない。

置き型の給水器としてはこれ以上のものが見つからない。

 

あきらめてノズル式一本に戻ればよいのかもしれませんが、陶製サイフォンからよく飲んでくれてたんですよね。清潔にも保てていて何の問題もなかったし。ひっくり返されさえしなければ。

 

そう、ひっくり返されなければよいのだ!

 

というわけで。

 

下僕2の怪しい発明再び。

 

まずは材料から。

適度に重みのあるすのこ、わらマット、そしてたこ糸(写真外)。 

 

さあ作りましょう。

すのこにわらマットをたこ糸で塩梅よくくくりつけます。うさぎさんにかじられないように、たこ糸の使用はできるだけ控えめ、かつ、うさぎさんの目に触れないように留意しましょう。

 

出来上がり。 

わらマットとすのこの接続に使用したたこ糸は2本のみ。

たこ糸の存在は完全に消しました。

 

そう、これが冒頭に出てきたツイートのアレです。下僕1が掩体壕命名した代物。

 

アレ。

 

給水器の話と思って読んでたのになに遊び場作ってるんだ!と、お怒りの皆様、違うんです。こんな筈ではなかったんです…。

 

ではここで、幻となったわたしの構想を開陳。

陶製サイフォンの安全な収納場所作りの一環だったのですよ。

 

上の写真の姿を妄想して期待に胸を膨らませつつ、まずは先生に確認してもらってから陶製サイフォンを搬入しようとしたら。

 

設置された新しい牧草置き場と水飲み場(予定地)を眺める先生

 

先生:(ふむ…)

下僕2[意気込んで]:先生気に入っていただけましたか!先生に安全で新鮮なお水を提供するため、この格納施設を作成したんですよ、それでこの空間に陶製サイフォンをしっぽりと入れますとですね…

先生[上の空]:(ほう…)

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陶製サイフォンがしっぽり入るはずの場所に。 

 

うさぎがしっぽり。

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ええっ?先生それ違…

 

 

おう!?なんだ文句でもあるのか?

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異論は許さない先生に押し切られました。

  

ここで、すのことケージの隙間に陶製サイフォンを置けば固定できると下僕1から助け舟。

 

それな!

 

というわけで先生と下僕どもがお互い満足する結果に。

 

先生:(なかなか良い食事処だな!)

下僕2: 陶製サイフォンがしっかり固定されている!

 

先生:(下僕1!うまいぞ!)

下僕2: 下僕1!えらいぞ!

 

[異口同音]わあい♪

 

さらに先生が知恵をつけて陶製サイフォンひっくり返すまではひとまず安泰です!

万歳!

隙間に置きすぎて黙殺されているのか、陶製サイフォンから水飲んでもらえてない気もしますが(いいのか)とりあえず現場からは以上です!

 

おまけ。

 

陶製のもろもろと下僕2には大変厳しく当たる先生ですが、なでると簡単につぶれます。

 

2019/7/18追記:

その後ですが、よくお水を飲んでくれるようになりました。今のところタンクをひっくり返されることもなく安泰です(この写真は7/11撮影のもの)。

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