下僕三大発明 その3 ケージをかじるうさぎ対策
さて最後は、そこまで画期的ではないかもしれないのですが、先生の健康のためには一番良かったひらめきでした。
ケージから出してほしい!ご飯がほしい!あそんでくれ!などの要求で、ケージの格子をかんでしまううさぎさんって結構いると思うんですよね。
不正咬合になるよ!やめて~!と訴えたところで聞いてくれるわけもなく。
参考資料:
荒ぶるうさぎ
対策としてこういうタイプのかじり木を使ったことのある方も多くいらっしゃると思うのですが、固すぎて歯に悪いという問題以前に、そもそもかじり木を避けてケージをかんでくるので意味がなかった、ってことになったりしてませんでしょうか。
少なくともうちの先生はそうでした。
うさぎさんはなかなか賢い生き物なので、多くのうさぎさんは、ケージをガチャガチャ言わせると自己主張になるって知っててやってるんですよね。だからかじり木を設置したところで、そこは避けてまたケージのスチール部分をガジガジかむんですよねえ、これが。
うさぎさんがケージをガチャガチャとかじり倒しているときに慌てて見にいくと、やっぱり来てくれるからまたやろう、と学習してしまうので、放っておくと良いって飼育書には書いてありますよね。でも、うさぎの下僕としては、騒音はどうでもいいけど、うさぎの歯が心配すぎてとても知らんぷりしていられない気分になりますよねえ。
そこで考えたのが牧草気晴らし作戦。
今回はそのお話です。
その3 ケージをかじるうさぎさんの気を散らす
(別名:牧草気晴らし作戦)
ただし前提として、牧草好きである必要があるのですが。
(あっまたニッチな記事になる悪寒)
かじり木には興味はなくても、牧草は好きな先生、ケージの手前側、前面の先生がよくかじる場所の下を中心に、牧草を少し厚めに敷き詰めておきます。
すいません。この写真、ちょっと気の狂った量になってます。
ケージの手前ってどこのことだよ…。
そしていつもの出せ出せ攻撃が始まったら、そっと近づき、ケージをかじろうとするうさぎさんの前歯むき出しなお口に向けて、彼の好きそうな牧草をそっと差し出すのです。
百聞は一見に如かず、では実際に見てみましょう。
閉じ込められていることにお怒りの先生:
わたしをここから出すのです!おい出さんかっ!
だーしーてー!
はい、ここですかさず牧草を一本差し出しましょう
(うわぁかわいいなぁ…うふふ、などとみとれてタイミングを逃さないように)
牧草には抗えない先生:
だからここから出せって‥えっ牧草?
あっこれいいね‥
一回では丸め込まれない先生ですが、
不覚っ!私がそんな牧草ごときで…
あっこれも?
また牧草…おう…
数回では丸め込まれがちです。
食べ終わってまたケージにかみつこうとしたところでさらに牧草を差し出しましょう。くわえるだけでイラネっとばかりポイっとほうってしまうときも牧草を変えてめげずに差し出し続けます。
これを何度か繰り返すうちにうさぎの中の牧草スイッチが入ったところで目の前に積み上がる牧草が。
当初の目的を忘れる先生:
おいうまいな牧草。うん牧草いいね。
牧草に夢中になったすきに下僕はこそこそと退場。
では復習してみましょう。
荒ぶるうさぎさんを視認したら
牧草で気晴らし!
また荒ぶっても
はい牧草。
うちはこれでケージをかじる行為を9割方押さえ込んでしまいました。もうほとんどガジガジしないので、牧草を差し出すことはないのですが、相変わらずケージ入り口付近には牧草を厚めに敷いてます。
先生より:
ケージをかじっているのではないぞ。私は賢いからな、ケージをくわえてガタガタいわせてるんだ!
下僕2: どっちでもいいしどっちもやめてください。
おまけ。
三大発明の3つめは最後までどれにしようか悩んだのですが、最終選考で落としたのはこちらでした。
その3(没) サークルに取り付けるゴミ箱
陶器製のフィーダー(前話参照)の入っていた箱があまりに手頃な大きさだったので、これまたサークルの幅調整用にまとめ買いしたダブルクリップで先生のケージそばのサークルに止めてます。
こんな感じ。
これ設置して以来、お掃除がめっちゃ楽です。トイレ砂、床下のシート、廃棄牧草など、お掃除1回分はこの中に入ります。
(なお、牧草の大半はまず牧草パークに行き、その後捨てられています。牧草パーク内の牧草を捨てる(交換する)ときには、30リットル以上のごみ袋を使用してます)
先生、時々この箱の底をかじろうとするのですが、今のところ無事。
ちょっと貧乏くさくない?と思われた方、そこは生活の知恵ととらえていただければ。そのうちプラ製のちゃんとした箱を恒久的なごみ箱として取り付けたいと思ってはいるものの、箱の大きさが手頃すぎてまだ購買意欲がわいてません。しかも、たまたま処方された薬の箱がこれまたいい大きさなんですよね…。段ボール箱の次はこれか、と熱い視線を送っているものの、写真に確実に映り込んでしまうという理由だけで我慢してます。笑
以上、下僕三大発明+α、でした!
先生:(なんだこのぐだぐだな記事は。石投げられるぞ。あとケージから出せ)
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