まこら先生と下僕たち

仔うさぎまこら先生の日常

去勢について その3 最終回

まこら先生の去勢のはなし、最終回です。

これまでのおはなしはこちら。

 

手術から1週間。

服薬中もしばしば先生を抱き上げては手術痕の様子をチェックしていました。ひどく腫れるなどの様子はなかったものの、当然傷痕はあるので、予後が良いかどうかは素人には判断できず。

*先生のプライバシーのため写真は割愛。

 

うさぎは不調でもそれを隠す性質があるので、元気そうだから安心とは必ずしも言えないのですが、下僕どものみる限り、カラー装着によるストレスはあるものの、調子の悪さを隠して元気なふりをしているようには見えませんでした。

 

食欲も旺盛。

 

下僕1とは相変わらずの超仲良し状態でした。

 

もっとも、手術痕の状態について専門的なことはわからないし、カラー延長なんてことになったら軽く絶望するなあなどと思いつつ、そわそわと迎えた術後1週間目の通院当日。

朝の弱い下僕どもには珍しく土曜日の朝に早起きして先生を連れ出しました。

 

わたしは不安がってましたが、下僕1と先生はいたって楽天的。

  

*下僕1転載許諾済み

 

おい大丈夫か?カラー延長するとか言われたらどうするつもりだ?

 

そんなノリノリのふたりとともに、1週間ぶりの通院。ドクターにより諸々チェックを受けた後、うんまあ大丈夫かな、と言われ、カラーを外していただけることに!!

 

5分後にカラーを外された先生と再会。

カラーは綺麗に消毒してもらって、次に必要になった時に使えるようにとお渡しいただきました。

 

>>> 次に必要になった時 <<<

 

ここでちょっと震えた。笑

 

ドクターからは再度、毛球症のリスクがあること、薬を数日分処方するが、ブラッシングをしっかりすること、次は健診の時で良いが、もし様子がおかしくなったらすぐ連れてくるようにと指示されました。

 

 

夢にまでみたカラーのない先生!

先生よく頑張ってくれました。

ごめんね。ありがとうね。

 

その後の服薬ですが‥

 

シリンジトラウマになったかな、と思いきや、以前馴染んだあの甘い味、ということでのっけからがっつかれました。またシリンジをガジガジされてすぐに使い物にならなくなるように。

 

 *下僕1転載許諾済み

 

以前の服薬光景もこちらに。甘い薬は大好きな先生です(急性胃拡張時の服薬より)。

先生:(これ大好き!)

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先生:(わたしのっ!!)

*この後シリンジの先をかじられた。
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ところで、カラーが外れた後の毛づくろいは、案の定激しいものでした。

 

 

 そのため先生は通院1週間後にまたお出かけすることに。。

しかしこれはまた別のおはなし。また次の機会に書きます!

 

さて。

 

あれから半月ほど経ちましたので、去勢後の先生について気づいたことをまとめてみます。

 

縄張り意識が落ち着き、サークル内で概ね穏やかに過ごすようになった

以前は本当に必死になって縄張りを拡張しようと日々脱走を試みていたんですよね。

*下僕1転載許諾済み 

 

この種の脱走の試みはなくなりました。さらに、もともとあまりひどくなかったものの、スプレー行為は完全に収束。

これらは縄張り意識による行動が収まったせいかと。

 

 ただし新たな問題が。

 

エリザベスカラーで行動に制約があるため、出来るだけ楽に過ごさせようと、手術後からケージを完全開放し、サークル内で生活させるようにしていたのですが、カラーが外れた後もケージに入れる生活には戻さず、終日サークル内を自由に行動できる生活を維持しました。ただ、エリザベスカラーが外れた後、先生の本来の好奇心と運動能力を勘案することを忘れてたんですよね。

 

それでつい、ソファから隣の棚まで楽にアクセスできる状態で外出してしまったところ、棚の上でくつろぎながら干しいちじくを食す先生に遭遇する羽目に。サークル内のどこにもおらず、棚の下を含めて必死に探したら、まさかの棚の上で泰然と干しいちじくを食べてました。いやいや。。

この事件が起きるまで、棚の上に、下僕どものつまみを詰め込んだ塗り物の箱を置いてまして。先生の嗅覚なら甘いものがたくさんあるってわかったよね。ごめんね。。

先生を降ろして棚の上を片付けた後も、あそこがいい!登る!!としばし頑張ってました。

 

おそらくですが、縄張り意識はなくなったものの、食欲に基づく行動は激しくなったのではと推察しています。この後また事件起こすんですよね。

 

これです。

 

別の棚から、自分の食べ物だけ器用に引っ張りだしたうさぎ

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先生:(なんだもう戻ってきたのか?)

下僕2[猛ダッシュで帰宅]: うああ‥うああ‥‥

 

おそらく去勢により亢進した食欲のために、食べ物の匂いを感じ取ると冒険スイッチが入ってしまう点、留意が必要かなと思っています。

なお下僕宅では、万一脱走された時のために、棚の上も含めてできる限りの安全策をとっています。サークル外のコードも保護しておく、危険なものはサークル内外のどこにも置かないようにする、扉を必ず閉め、万一サークル外に出てしまった時もほかの部屋まで行ってしまわないようにする、脱走して戻れなくなった場合に備えて外にも非常食を置いておく、など。また、日中完全に放置はしないようにしています。異変があれば駆けつけられる前提で、自由にしている状況ではあります。

  

マウンティング行為が8割減

これまで、下僕どもの手足を見ると興奮するため、長そで長ズボンを着用しないと常に先生に狙われる状態となっていましたが、手術後徐々に収まっていきました。今でも時折手足に噛み付いてカクカクしてきます。でもね、これは別によいの。先生かわいいから、ストレスにならない限り好きにしたらいいの。

気になっていたのは満たされることのない性衝動がかれのストレスになることだったんですよね。だからこれでよい。下僕だもの。

 

そんなわけで。

 

先生の性欲に基づく衝動が収まり、かつ、将来予見された病気のリスクを回避できたなら、彼のQOL(quality of life)は確実に向上したといえ、我々はとても満足しています。

 

先生には辛い目に遭わせてしまいましたが、去勢後、縄張り意識が収まったら先生の生活スペースを広げるつもりでおり、現在その計画通りになっていますので、先生にも現実的なメリットのあるものだったかと。

 

なにより、先生は相変わらず元気で楽しそうにしています。手術を受けさせたことを全く後悔していませんし、これで本当に良かったと思っています。

 

さいごに。 

 

その昔、朝晩とケージに入ってくれたらご褒美に生野菜やハーブをあげていた名残で、今でも生野菜が欲しくなるとケージに飛び込みます。

ただ、その時だけなんですよね。昔よく寝ていたハウスや、トイレも今は全く使わない。

こうなってみると先生のくつろぎスペースではなかったのだなあと。

 

去勢前の先生は、とにかくサークルから出たいと常に機会を窺っていたので、サークルに出しているときは全く目を離せなかったのです。

去勢をしてそれがなくなったので、サークル内に放し飼いができるようになり、下僕どもが出かけてる間もかれはサークル内でくつろいで過ごせることに。ただまあ、また食べ物の匂いがすると、そこに行こうとすると思うのですが。

これはまたおいおい対策を考えていこうと思っています。

 

先生:(生野菜ちょうだーい!)

*ケージの扉を完全に外しており、手ごろな場所に柵がないため、わざわざ伸び上がってアピールする先生。

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先生:(野菜はよーー!!)

*同様にあえて柵に取り付いてアピールする先生。あぶないのでやめてください。

 

先生:(下僕2ちょろい)

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先生:(おかわり!)
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